余裕がない人が増えてきた。
毎日報道しすぎなのかもしれないけど、見えない恐怖とか終わりが見えない状況は人の精神をすり減らして余裕という心の器を否応がしに見せてくる。
それを感じる日が、増えてきました。
学生の頃にしんどい時こそ笑え!と言われました。
カンザキサツキと虎太朗です。
いきなりどこの誰かも知らないお客様なのかもわからない方に電話越しに怒鳴られたりするこの頃です。
自身が勤めているお仕事についてはちょこちょこと書いてますが、これとはまた異なる状況になってきています。
いきなり怒鳴られる。
これは、顧客様に不満を与えた、不利益を与えた訳でもなく、
まだそのきっかけもない状況で、
つまりは、まだ何も弊社とお客様の関係ができていない状況、
「はじめまして」も済んでいない状況下でした。
ごめんなさい、どなたでしょう。どういった内容でしょうも通じない、
誰でもいいと言わんばかりに感情のまま吐き出すヒステリックを起こしている状況でした。
どんな劣悪の環境で育ったらこんな非常識な大人になるのか、という感じのいわゆるブラックカスタマーはある一定いる世界です。
それについては諦めています。
いい対応だけがいいお客様に出会える、お客様を育てるわけでもないと、
悟りを開ましたのでそれは置いておきます。
その中でも、精神的に余裕がない方が増えてます。
それはぼくもぼくの周りもそうだと思います。
此度の、新型肺炎によるイレギュラーに日本の、世界のみんなは精神をすり減らしています。
それは、職業上や居住地による温度差や疲労度は異なれど、みんなに共通している項目であることは事実です。
こういう危機的状況において必ず、その人の本質、器の深さや大きさ、人間としてのスペックが見え隠れするものです。
なんでもコロナってつけて、何かのせいにしてみたり、
本能だけで動いてみたり言葉を発したりする。
ヒーローでありたいから正義感を突きつけてみたり、買い占めて独占して自分だけ助かろうとしてみる。
心の余裕がなくなって、その人の見えてない本質や本性が見えてきてしまいます。
テレワークになって旦那さんの悪いところが見えた、離婚する。
というのはつまりはそういうこと。
今まで見えてなかった、心の器の小ささがやっと見えただけなのよ。
価値観や生き様というものは大人になればなるだけなかなか変えられない。
こういう時こそ、大人は余裕を持った言動で周囲を落ち着かせることもできる、統制のとれる生き物だと悟ったり、
こういう時こそ、一人の力では生きていないと思い知らされ、
人は人に作用してたり作用されたりしていて一人で生きていくことができないと、気づかされたりするわけで。
今まで当たり前にあった環境が特別だと気付いて、お友達に会いたくなったり、生きながらえたくなったり、
孤独や不安に押し潰されそうになる気持ちをどうにか立ち上がらせたりする意外とハングリー精神の高い生き物だと気付かされたりもする。
それと逆に作用してしまうと、器は浅いことがバレてしまい、余裕のなさで本質の薄汚い人の浅はかな欲の深さを隠しきれなくなるのだなあ
と改めて思いました。
感情論でお話をすれば怒鳴られて気持ちいいものでもないです。
そして、今電話で話してる性格の良いぼくは、ぼくだけじゃなく今後長く続く会社の反映のために、お客様を選ぶ権利があると思っている人間です。
余裕のある人が、良いですね、カンザキでした。
カスタマー対応関連の記事はこちらです。