近くて遠い場所にいる祖母に会えない状況が続いています。
そういう家族の方も多いと思います。
自分の状況を踏まえて、書いてみようと思います。
祖母が、大好きです。
カンザキサツキです。
テレビではオンライン帰省だ、電話だ手紙だ・・・などと言っていますが、実際そんなに甘くない。
そりゃ若くて、スマホなりタブレットなりPCが使える方であれば良いでしょう。
そして電話の声というのは案外高齢者は補聴器があっても聞こえないものです。
そして、何より実際目で見て共に過ごさないと分からない状況変化ってあります。
やっぱり様子を見に行く、面と向かってきちんとコロナがどれだけ大変なことが、説得がより出来る。
話すという行為が高齢になればなるだけ大事な事だと思います。
それでもぼくは、祖母、ばあばちゃんに会う事は今できない。
実家だけではなく、高齢者施設や、介護付きマンション、病院は面会お断りが張り出されています。
会うことができない状況が続いています。
我が家的大問題は、外出が好きな人が外に出れないストレス。
基本的に、祖母は散歩であれ買い物であれ、お外に出かける人で常におしゃれをする人。
その楽しみが奪われた結果、塞ぎ込むようなら良いのですがイライラの矛先が家族に向くわけです。
ある程度は汲んであげれても、
「ばあばはよくても、周囲の方に迷惑やリスクが被さる」
事は厳しくいう必要があります。
それはばあばが、90歳手前で今我慢して10年も20年も生きれないんだからという返しようのない言葉を言われても、
どうやっても居てもらうための説得は続けないといけません。
祖母の楽しい人生を、笑顔を奪うコロナが憎いです。
誰かと話すことで認知症予防にもつながる。それすらも許されない緊急事態宣言。
医療従事者の方だけが頑張れ!頑張れ!となっていますが、
介護施設で働いている方もかなり心身の力を削られているはずです。
日々の楽しみの食事も孤食にして感染リスクを減らす。
外出できるレクリエーションから、屋内でのレクリエーション。
介護施設ではなく介護付きマンションなど自由度の高い施設も増え、
そういった施設こそ行動の自由度も高いため、
感染予防と、QOLを落とさないよう大変苦労をされてると思います。
(ぼくのばあばがいる場所もそういうところですが本当に大変そうです・・・。)
「どこが悪いのー?」など些細な話が当たり前の通院すらも、
病院や薬局が届ける仕組みになりもちろん感染リスクを減らす事はできるけど、
どんどん部屋に、家に塞ぎ込むことにつながっていないか少し心配になります。
個人的な話をすると高齢者の割にぼくと同じ量を食べる祖母の栄養が足りていないことも心配になりますし、
最近ちょっと話のつじつまが電話でも対面でも合わないことがあったので、
早く会える環境になることを強く願いながらも、
職員さんの配慮で冬物しか持って行ってないため服や嗜好品の差し入れは非対面で届けてくれています。
電話だけじゃ伝わらなくても、それでもぼくは電話をする。
毎週土曜の朝に電話をして日曜の昼までに届ける連絡を必ず再度する。
ばあばのお話を、今週のご飯の内容を聞くようにする。
それぐらいしか今はできないけど、緊急事態宣言で土日が暇なぼくには時間だけはあるので、
そういう時間も自分にとってもとっても有意義。
ただ、コロナが怖い、コロナをやっつけようと注力してるばかりになってますが、
心の健康と体の健康は常にイコールに繋がっているのよ。
認知症予防は日々の取り組みこそ大切なのよ・・・と思うばあば贔屓のカンザキでした。
あわせて読んでいただけたら嬉しいです。