20歳まで生きたらいいやって思ってた。
30歳まで生きて美徳じゃないだろうと思っている。
経年劣化という言葉を胸の奥に抱えながら生きてきたけど最近やっと消化できるお腹に落ちてくれた気もしてきました。
20歳過ぎたら事務所に存外に扱われた時代を生きた。
いい時代になりました。そう思います。
カンザキサツキです。
どんな経験も生かすも活かすも殺すも無駄にするのも己次第と思うことばかり。
ありがたいことに、まだ撮っていただけるようです、ぼく。
テレビに出る、雑誌に出る、ということよりお金をいただいてます、ぼく。
(なんならノーギャラが多くてマジでボランティアでした・・・)
その中で、若かりし日に、幼少期に経験したことが生かされてるわけです。
たくさんのことをやってきたことが生きるのは大人になってからでしたが、
本来やりたかった結果ではありませんが棚ぼたじゃないけど、結果オーライです。
しんどいことも辛かったことも仕事にいかせてるし、人生に生かされてる。
それが表情だったり表現だったり、害虫駆除だったり、
あんなことに比べたらと踏ん切れたり、アンニュイな表情ができるってそういうベースがあるからだと思います。
害虫は何より直接的に命を奪おうと行動して攻撃してこない。
(でもハチやムカデはマジで二発目で殺される可能性あるので怖いっちゃ怖いです)
やってきたことがイコールの延長線上にあるとは限らない。
常に根を伸ばし、葉を増やしていけば、何かにぶつかる時がある。
いい意味でも悪い意味でもぶつかった時に、対処能力は経験値が多い方がもちろん多い。
自分の場合、ダンスや体操をやってきた。そのために少しバレエも齧る必要があった。
結果、今モデルの仕事をする上で手先まで注意して整った姿勢を維持することができる。
わかりやすくいえばそんな感じです。
介護の資格を取得して従事しなくても家族介護や家族との関わりのヒントはたくさん得ることができたのも、
経験が活かされてる何よりの証拠です。
大事なのは気づきとひらめきと、復習と広い視野と偏らない価値観だと思います。
SNSが悪いわけじゃないけど、どうしても趣味趣向に沿ったおすすめが出るため偏りが生じたりします。
ググる、タグる社会は最新だけど、やっぱりぼくは汗水涙垂らして経験してきたことや
知識を得るためにした行動が視野を広げていってくれると思います。
「なんで?」
「どうして?」
という疑問を湧かせることができただけ、
「そうか!」
「理解した!」
が増えると思います。
そして努力した経験は辛くても、悲しくても片隅で肥やしにすること。
記憶したことを少しおさらいすること。
大事だなって思います。
なので無駄に歳をとる、とか老けたとか、そういう世界がなくなって欲しい。
重なった皺は、それだけ嬉しかったり楽しかっした証拠。
地面に少し引き寄せられていく肌はそれだけ地に根を伸ばし生きてきた証拠。
そういう価値観で生きれる人がもっと増えたら、
そういうポジティブを若い頃に言ってくれる人が増えたら、
経験を重ね、歳を重ねるのは楽しくなるのかなって思うカンザキでした。