コロナ禍なので、帰るべく山の家(別荘)に行って良いかは常に聞いてきました。
このブログでも何度も書いてます。それ以上に確認作業を行なっていました。
帰れることになった理由を先に記しておくと
・山の家のある場所のワクチン接種が完了している
・自分たちもワクチン接種が完了している
・緊急事態宣言が解除になった
・祖母が帰れるのが最後かもしれないという状況
・犬たちの埋葬
この5点です。
祖母のことが割とでかいので有給ぶっ込みました。
カンザキサツキです。
勝手に帰らない、帰れない状況を選んで良かったと思うのは「おかえり」の言葉。
これに尽きます。
これまで毎年3回帰っている中で、GWや夏季休暇には帰ってきてるというのが当たり前の中、
やっと帰れたこともありますが、歓迎ムードになっていたので、笑顔で地元の方達に
おかえりと言ってもらえたことが何より嬉しかったです。
当たり前が当たり前じゃなくなったという感覚を再認識した瞬間でもありましたが、
歓迎されているんだということを生まれて初めて知ったと言っても過言ではありません。
「密」になる程人もいないし、広いし、大自然だから気にしなくていいという説得力を感じる大自然の中でうるっとしてしまいました。
祖母を連れていくことは有資格者3人がかりでも大変でした。親戚にもたくさん助けてもらいました。
母とおばとぼく、3人がかりで連れて帰るのは本当に大変でした。
誰が大きな荷物を持つ、誰が祖母を支えるなどしっかり打ち合わせをして、乗る車両などしっかり決めて移動しました。
一番は現役でケアマネのおばがいてくれたことが助かりポイントで、本当に助けられましたが、
親戚のおばさんやおじさんも迎えにきてくれて大変移動が助けられました。
苦労はしましたが、疲れましたが、祖母が嬉しそうだったことが何よりです。
ぼくにとっては山の家でも、祖母にとっては老後過ごそうと思い祖父と買った大事な自分の家です。
できることなら来年の春にも連れて帰れるようにしてあげたいと思うし、
友人が教えてくれた多目的ルームなども知ることができたので移動前に早めに相談してみようと思います。
2年ぶりの家は、虫地獄でしたし痛みもありましたが想像より全然ましでした。良かったです。
2年分の虫や、いつもいないムカデに遭遇したり色々あったことはまた別記事に載せていきます。
今回強く思ったのは当たり前は突然当たり前じゃなくなる。
突然この家に帰れなくなるということなど想像していなかった。
そして祖母も高齢、母も高齢に差し掛かる中、ぼくは一人でここを守っていけるのか。
もちろんおじさんやおばさんも自分より先に亡くなるだろう。
そういうことを考えすぎるのは良くないのかもしれないけど、
覚悟や予想や予定は早くしておくに越したことない。
と思うので、春になるまでに少し母や叔母、他の家族や親戚とも話をしていこうと思います。
いざというときに焦るのは自分は嫌いだし、自分に相応しくない。
一番は、来春も家族で帰る。
祖母も一緒に帰る。
そして家をもっと良くしていく。
それに尽きるのだけど、いいことばかりを夢見れるような性格でも生き方でもないので、
真面目に堅物に考えるきっかけにもなって良かったと思います。
これだけは言える、ぼくはここが大好きだ。
カンザキでした。