数日前に自分の飼っているペットの病気でクラファン(クラウドファンディング)でお金を集めることがどうだこうだそうだ、そういう記事があがってた。
これについてはぼくの持論は、飼い主の責務は人生の責任を負うということだと思う。
最期まで面倒を見ること、これは飼い主になる上で必須条件だという価値観です。
なのでクラファンが悪いとは言い難いし、賛成するわけでもありません。
もっとぼくにお金があって裕福だったら、
愛犬にいい治療を受けさせてやれたかもしれないとか、
もっとたくさんの時間を費やしてあげれたのかもしれないという後悔はこの後もつきまとう。
「彼」は頑張った。この不甲斐ない飼い主に対して、懸命に愛情をかけてくれたのにもうそばにはいない。
恩返しできなかった。そういう後悔は一生だと思います。
先に結論を書きます。助けたい気持ちがあればクラウドファンディングに参加すればいい。ないならしなくていい。強要はダメだ。
何事もそうだと思います。これはクラウドファンディングだけに限ったことじゃないです。
強要すること、強制することは絶対にあってはなりませんし、批判することもしなくていいです。
いやならそっと閉じる。助けてあげたい、支えてあげたいなら協力をすればいい。
それだけでいいと思います。
ペットは人間と異なり任意保険で賄う以外、すごく高額な医療費や予防医療費がかかります。それを事前にどこまで覚悟を決めれていたのか問題はあると思います。
先に書いている通り、ぼくが看取った愛犬は末期の心臓病でした。
手術したらもっと長くかしんどくなく生きれたのかもしれないけど、300万ぐらいかかると言われたこともあります。
150万と言われたこともあります。
そんなお金も出せないし、高齢者の心臓手術はリスクが高いので諦めました。
もちろん300万、安くないけど借金して借りれる金額ではあります。出せなくはないけどそうしませんでした。
セカンドどころか何回も異なる病院へ相談に行ってかかった医療費だって安くありませんでした。
飼い主の満足な医療を与えれあげれなかった愛犬に対しては申し訳ない気持ちがずっとあります。
自分がこの子と生きていく上で治療方針を自分で決めたことなので仕方ないものですが今でもあります。
高額になることが当たり前のペットの医療費をカバーするための保険は
予防医療(予防接種など)は適応外だったり、適応できる病院かそうじゃないかや、
保険適応疾患や保険期間が異なるのでしっかり確認しましょう。
ぼくの愛犬は保険をかけていたとしても、年齢的にも病気のための治療全てに適応できなかったと思います。
ペットを飼う、動物と暮らすことは医療費以外にもびっくりするぐらい多額のお金がかかります。昔と異なりインターネットで調べたら情報はたくさんあります。事前学習は大事です。
予防接種や、フィラリアやノミの予防薬、定期検診だけでなく
人間同様に動物も高齢になればどこかしら悪くなります。ずっと健康で若々しくいません。
それに対してかかる金額、最悪の状況下での手術費用まで工面できるか、できないなら何か代替え案があるかの人生設計は大切です。
このブログにも何回も書いてますが、混合ワクチンや狂犬病の予防接種、フィラリア予防、ノミ予防は毎年で、一生続きます。
金額は犬種でも異なりますし、病院によっても異なります。
食費だけじゃなく温度管理にかかる電気代もかかります。
もちろん病気になると医療費はびっくりする金額でかかります。
飼い主になる以上、小さな命を守る立場になる以上、最期まで命の責任をしっかりもっていく覚悟ができないなら飼育は諦めたほうが良いと思うのです。
さまざまな事情が各々にある、その上でのクラウドファンディングや寄付や援助のお願いであることはもちろん自分も頭ではわかっています。
ただ、安直に募集してるだろうものや、寄附してくださいとDMがきたこともあるので話題になったタイミングで書かせてもらいました。
家族を大事に。
命あるもの、最期まで真っ直ぐ向き合ってしんどい事を含め幸せと思える素敵な日々は有限です。後悔の残らなよう一緒に生きてあげてほしいなって思うカンザキでした。
最後に自己都合ですが大好きだよ、虎太郎。
またいつか、一緒にだららんと過ごせる日を母ちゃんは楽しみにしているよ。