11年。
このブログを始めてからもこの日を複数回跨いでる。
この時期に話題に友達関係ではほぼないけど、会社では話題になる。
いまだに帰宅難民の経験と帰宅難民の方を対象に無料の避難所を運営したことをよく聞かれます。
自分がどうしてこうしたのかとか、状況説明でとどめています。
本当にあの日の秋葉原は人手溢れてました。
帰れないのは大人だけじゃなくて、修学旅行できてる学生さんや、たまたま遊びに来てた人、
少しお出かけしてたマダムなど・・・。
偶然の人ももちろんたくさんいました。
帰宅難民になったら?
自力で帰るべきなのか、留まるべきなのかきっと悩むと思います。
自分の考えでは
・まず情報を集めれる場所と雨や風、寒さや暑さを凌げて安全なところを探す。
・一人で過ごさない
これは場所を提供して、困ってる人を駅の周り一周走って声をかけまくってきた場面で思ったことでもある。
何より男だから、女だから関係なく単独行動も危ない。特に夜を過ごすのは危ない。
何より、日本の人はそんなに冷たくない。困ったときはお互い様で秋葉原は溢れてた。
備えなんて日常からしっかり持ち歩けない。
毎日完璧にモバイルバッテリー充電して、スニーカー履いて、地図持って、
リュックで通勤して、非常用の食べ物や飲み物持ち歩いてますなんて人はいない。
どこで突然災害に遭うかなんてわからないものだから心構えも荷物の準備を常時持ち歩くなんてできない。
できる範囲で、カバンの中に飴を2個でも入れておこうぐらいならできそうだとか、
会社からの帰りにもし大きな地震がきたら、あそこは危ないから帰宅経路から外そうぐらいの考えを持つぐらいでも十分な備えだと自分は思います。
それを踏まえて、動くべきか動かないべきかの判断ができるだけでも無駄に体力は減らないですからね。
秋葉原で帰宅難民になったのに帰れた知人は、早々にチャリを買ってチャリで千葉県まで漕いで帰ったのは本当にすごいなって思います。
島国に生きる自分達は地震や大きな台風などから逃げることができない。だからこそ忘れず心の備えを持つことと、考えをやめないことが大事だと思う。
プロたちが災害が起きるたび考え、耐震基準ができたり、燃えにくい素材ができたり、防災グッズができたりしてきた。
それを上手に活用して、自分のライフスタイルなどに合わせて選んでいくことができる。
あとは心構えだけをしっかりすれば良いと思います。
常に変化する生活環境の中で、絶対にいつか突然前置きもなくやってくるそれらに柔軟に対応しきれなくても
こうなったらこうしよう。こうなったらここに行こう、こうなったらまずここに留まろう。
そういう選択肢を増やしていくことを止めず生きていかなきゃいけないなと強く考えます。
正直、あまり長生きしたくないけど、母や祖母という家族がいる以上
自分に何かあったら悲しむ人がいるので、生きねばなりませんなって思ってるカンザキでした。
まだまだ進まない復興、暮らしてきた場所に戻れない方もたくさんいらっしゃいます。
1日、1秒でも早い復興を祈るしかでいない自分が時に不甲斐ないなって思うカンザキでした。