家族介護の楽しさと大変さと難しさと大事さを改めて感じているこの頃です。
祖母がちょっと体調を崩したり入院したりするたびにいいチーム力に磨きがかかります。
自他ともに祖母に一番可愛がられてる孫、カンザキサツキです。
ケアカンファレンスの大事なところは、客観的に評価することだと再認識しました。
ケアカンファは利用者様とその家族、患者様とその家族のことを最優先に考えるための会議である上でありますが、
家族同士だからこそ今ある状況を客観的に評価し、しっかり会議して話し合う大事だと再認識しました。
家族同士だからこそやりすぎること、言いすぎること、気になるところがある中で
そこも含め客観的に問題点を洗い出して、できること、できないこと、やってもらうこと、やらないことを決めるのは大事だと思います。
それができてなかった時は、まあ毎日言い合いがすごかったです。まだ解決していないことはありますが、
それだけ言い合えるって、それだけ家族がみんな祖母が大好きだってことだからいいことだと思います。
家族だからグループLINEで至急のことやすぐ伝えたいことを共有できる時代なので、報告も連絡もすぐできて、
履歴が残って大変素晴らしいです。
家族間の難しいところは、やりすぎることころ。手を出しすぎるところ。
言いすぎるところも含めて、やりすぎるところです。
以前の暮らしぶりを知っているからできてたことができなくなることの変化の落差がすごいです。
一般的にみたら年令より遥かに元気な祖母ですが、自分達からしたらそうじゃない。
頭ではわかっているけど、自分達も祖母の今を受け入れきれずまだ【否定】しているのだと思います。
自立支援が今の介護の考え方だから、そうなんだけど、愛おしくってやりすぎちゃうのもダメだし、過保護になるのもダメだけど賑やかなのが相変わらずって言うのはいいことだと自分は評価したいと思います。
各々の得意なところと、祖母がそれぞれに求めていることは別物だからできることを家族がやるでお互いの負担を減らすことが何より大事。
例えばぼくは家族で一番力持ちなので、重たいものを買いに行く、でかいものを買いに行く。
え?と思うかもしれませんが介護って、生活援助も含まれます。
トイレットペーパーを切らさないでいることも結構大事なことです。
あと重たい荷物運んだり、掃除したり、洗濯したり、お洋服の改造も自分がやります。
孫だからできることは全部自分が挙手してやります。
孫だから間違って買って来ちゃったととか新商品だったからとか、これが最新だからネットでゲットしたなど嘘をついてになってしまいますが、
祖母に今必要なもの(転倒防止のものなど)を使ってもらうのに目を瞑ってもらえるからそう言うところは自分がやってます。
母じゃないとできないことは母がやるし、母だから納得することは母にお願いします。
自分じゃできないこともあるし、できても祖母が孫にやってほしく無いことはしないと言うことは自分はやらない。
いつまで経っても、祖母にとっては孫は孫のようなのでいつも可愛がってもらってます。
祖母の話を聞いてあげるのも自分です。
あと家族の中で誰より客観的に見れる目を持っているので、何が危ないとか何が先週と異なってるかも観察するのも自分の仕事です。
本当に、よく働く仕事が好きな家族をみて育って自分も同じくよく働くタイプの人間に成長したと思いますが
社会人として祖母も母も叔母も尊敬しているので自分も非常に学ばせてもらっています。
家族介護は難しいし大変です。
でも介護のプロじゃできないこともあります。
我が家の場合、ヘルパーさんだと祖母が嫌がるところを家族がやっています。
逆に家族じゃ嫌なこと、難しことはプロにお任せしています。
ばあばちゃん・・・あなた最高の介護受けれてるんだよって思ってても、
祖母からしたらお手伝いさんが増えて王様の気持ちや!って言ってるのでもうそれでいいです。
早くじゃなくていいから、むしろ今まで頑張りすぎてきたから
今はゆっくりゆっくり、元気になりますように孫は願っています。
担当のケアマネさんやヘルパーさんもびっくりするぐらい徹底された薬管理や私物管理の我が家です。
常に試して、失敗して、改善するために相談して、また試してが楽しいカンザキでした。