リハビリパンツとは、履くタイプのおむつ。
赤ちゃん用で言えば、たっちができてからのおむつ。
パンツの形したおむつです。
そのリハビリパンツのお話です。
家族介護の楽しさと難しさと厳しさの中駆け抜けてます、
カンザキサツキです。
我が家ではいつかやってくるその日のために、祖母に少しずつリハビリパンツになれてもらっている最中です。
誰しもが一度は赤ちゃんの頃におむつを経験しているけど、おむつに戻ると非常に抵抗感がある。
介護の資格をとりに行く中で、宿題に出されたおむつで用を足してしばらく過ごして(できれば一晩)その経験をレポートにしてこいという中でも結構しんどいものでした。
80を過ぎても90を過ぎてもおむつなりリハビリパンツのお世話になってこなかった祖母ですが最近外出時に保険の為にといざという時に備えてなれてもらっておくためにお願いベースで履いてもらっています。
お願いベースなので拒否されたらそこまでですが、長時間の移動の時は上手いこと言ってお願いしたりしてます。
それはある日の外出前の話。まだリハビリパンツに抵抗のある祖母との日々攻防戦中の出来事。
あんたも長旅やから履きなさいよ。
と。
外出準備をしていた自分、膝から砕けて笑い転げました。
確かにぼくはばあばに「長旅じゃけえ」「トイレがないから」と促していました。
それで久々の長時間外出が楽しみだったから納得してくれたと思っていましたが、自分に返ってきた言葉が、
あんたも長旅だからリハパン履かないと!でした。もう笑うしかなかったです。
その後も何回も言うものだからどうしよか悩んでたら履いたんやったらええんやけど!と言ってくれたのでその場は解決しました。
家族介護のしんどい面の方が圧倒に多いと楽しいことがあるとしばらくそれを糧によしやるぞ!となります。
些細なことでも笑えることは幸せなことです。
介護は終わりが見えないしどんどん負荷があがるしその中の持久走だけど
こういうふとした時に笑えること、幸せだなと感じれることが増えることで自分はやる気が満ち溢れてきます。
なんでもばあばと一緒という生活をしてきたので、いつかマジで一緒にリハビリパンツ履いてお尻ー!とか言ってふざけてるかも知れませんが我が家はそれでいいと思っています。
実際、そう簡単な話じゃなくて、一喜一憂どころか一喜五憂ぐらいですが、
時には食事中でも呼び出されて全力疾走で走って駆けつけますが、それでもいいと思ってます。
やらず後悔より、自分はどんなことでもやって後悔の方が絶対いい思考です。
従来の自分の時間は相変わらず取れないけど、祖母と自分が過ごす時間はしっかり取れているので何なりと楽しくやっています。
余談ですが、リハビリパンツ、冬は素材的なものもあってあったかいですが夏は蒸れそうです。
夏が心配になってきたカンザキでした。
さらに余談ですが、薄型がやっぱり快適です。
おむつ使用証明がないと控除対象にならない話はこちらに書いてます。