この後虫の写真が何枚かありますので苦手な方はそっと閉じてください。
割と芋虫系です。アオムシなので。
モンシロチョウの幼虫って可愛いんですけどね・・・。
みんな嫌うよね。
ぼくは足が多いものが怖い。羽音する虫が怖い。嫌い。
カンザキサツキです。
今日の記事の全てはこのイラストでわかります。(わからないかもしれない)
サナギになるはずのモンシロチョウの幼虫からなんかいっぱい黄色い卵みたいなでてる。
という件についてです。
感情論で物申せば、とっても怖くてキモくてびっくりしてショックでした。
ということを事細かくもなく書いております。
元気に育って一生懸命育てている小松菜を全部食い散らかすから大事に育てることにしたモンシロチョウの幼虫たちを見守り続けていました。
モンシロチョウの幼虫は大事に育てていました。
虫除けのスプレーをしても、近くで蚊取り線香をモクモクとたいても、木酢液をしてもまったく同時なかったので諦めて育てたというのが正解なのですが、
そんなに強いのか・・・モンシロチョウさんたちは!と思ってワクワクして毎日見て来ました。
ある日、壁を登り始める!これはサナギになるのね!と感動を見守ることにしました。
数匹単位でまとまって壁を登っていく姿に感動を覚えました。
同時期に育った子は一緒にサナギになるのかなーと思って見守っていたのですが、何か様子が変なのが何匹もいます。
何匹か登っていくはいいけど、うろうろしていて静止しない。おかしい。
登らないで地べたを這っている幼虫もいる。絶対何かおかしい。
小学校の頃に大量にアゲハチョウが庭の柚子の木に卵を産み、
小学校の許可をもららって(許可をもらうのに聞いたら先生から母ちゃんに各クラスに欲しいから持って来てくださいと連絡があった)
たくさんの卵を学校に持っていきみんなで育てていた経験があるのですが、
アゲハチョウは幼虫からサナギになるのに場所が決まれば動かずコクーンみたいにかたくなる状態でじっとしてしまう記憶があります。
その状態にならないから、なんかおかしい、もしかしたら壁じゃなくて木を探しているのか?とも思ったけどなんかおかしな動きをしているのが何匹かいます。
しばらくしてから見にいくと、
黄色い卵みたいなのがうじゃうじゃ出て来てるじゃないですか!
(マジですごい状況すぎて写真には納めれなかったです)
アオムシのなかで何かがまだうじゃうじゃ動いてるんです・・・怖い。
これは、モンシロチョウの幼虫に寄生するハチの寄生虫の繭でした。
カマキリに寄生するハリガネムシのようなもので、モンシロチョウの幼虫に寄生して、そのなかで成長し、サナギになる過程で出てくる、というもののようです。
結果、周囲を見渡せばプランターの後ろや隙間、木製のラックの横などにモンシロチョウの幼虫から黄色い卵みたいなのがいっぱいついたものが固まってくっついている。
とてもたくさんありました。
きっと自分が育ててきた小松菜の中の幼虫たちのほとんどが寄生されていたようです。
なんでだ・・・
ぼくはモンシロチョウのシロちゃんに出会うために小松菜の栽培を諦めたんだ・・・。
くっついているその黄色い塊を剥がすのは結構力が必要でした。
見つけては潰して捨てました。
結果、モンシロチョウのサナギになれたのは1匹だけでした。
人知れずサナギになって硬くなっていました。可愛いです。
この状態になったのは1匹だけで、他の壁を登った子、壁を登らず地べたを這った子多分ほとんどがアオムシコマユバチにやられていたようです。
脳まで支配されていたのかなと思うと、虫の世界は厳しいけど興味深いなと感心するところもありましたが、
大事なことを忘れてはいけないのです・・・ぼくはモンシロチョウが見たかったので小松菜を諦めたけど
結果としてハチを育ててしまっていたわけです。
アオムシコマユバチは、見た目は羽蟻の大きなやつみたいな黒い虫です。
割とそいつ、嫌いです。マジで嫌いです。
小松菜を育てたかったのに、アオムシが食べるから、蝶々を見たいし・・・と思考を切り替えて育てた結果
ぼくはアオムシコマユバチを育てることに加担してしまっていたわけです。
このどうしようもない表現しきれない感情をどこに落ち着かせればいいのでしょうか。
ただ、来シーズンから間違いなくアオムシを見つけたらぼくは鬼畜モードが発動するしかないということをここに記しておこうと思います。カンザキでした。
合わせて読んでいただけたら嬉しいです。
次植えるときは早々にこれを被せます。